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雨と夢のあとに
芥川賞作家・柳美里の原作を連続ドラマ化!
主演は、15歳の新星・黒川智花!!
脚本は、超人気劇団“キャラメルボックス”の成井豊・真柴あずき!
3つの才能が“家族の形”を描きあげる
新感覚のファンタジック・ホラー!!
中学生の少女・雨(黒川智花)は、ふたり暮らしの父・朝晴(沢村一樹)と、まるで友達のような、恋人のような関係を築いてきた。仕事や趣味である蝶採集のために不在がちの父の留守中には、父に対する想いがいっそう募る。ある時、幻の蝶といわれる「コウトウキシタアゲハ」を捕まえに台湾に渡った朝晴は、蝶を追いかけ、あやまって転落、そして、死亡する……。しかし、娘・雨への強すぎる想いからか、朝晴は幽霊となって、雨のもとに戻ってきてしまう。自分が死んでしまっていることに気づかない朝晴。しかし、突然、マンションの隣人・暁子(木村多江)に、自分が幽霊であることを告げられる……。
主演は、15歳の新星・黒川智花!!
脚本は、超人気劇団“キャラメルボックス”の成井豊・真柴あずき!
3つの才能が“家族の形”を描きあげる
新感覚のファンタジック・ホラー!!
中学生の少女・雨(黒川智花)は、ふたり暮らしの父・朝晴(沢村一樹)と、まるで友達のような、恋人のような関係を築いてきた。仕事や趣味である蝶採集のために不在がちの父の留守中には、父に対する想いがいっそう募る。ある時、幻の蝶といわれる「コウトウキシタアゲハ」を捕まえに台湾に渡った朝晴は、蝶を追いかけ、あやまって転落、そして、死亡する……。しかし、娘・雨への強すぎる想いからか、朝晴は幽霊となって、雨のもとに戻ってきてしまう。自分が死んでしまっていることに気づかない朝晴。しかし、突然、マンションの隣人・暁子(木村多江)に、自分が幽霊であることを告げられる……。
最終話 希望~永遠の雨~(最新話)
時間:45分
料金:
放送日:2005年6月17日
ついに桜井雨(黒川智花)と朝晴(沢村一樹)のマンションに、決定的な電話が舞いこんだ。外務省の担当者からの連絡で、台湾で発見された日本人男性の死体を確認してほしいというものだった。父が幽霊として台湾から戻ってきたことにどことなく気づいていた雨は、間違い電話のフリをして切ってしまう。 その電話で父が幽霊であることを確信した雨は、久しぶりに一緒に遊園地に行きたいと朝晴を誘う。しかし、自分のせいで娘の生命力が奪われることを恐れる朝晴は、作曲中だからと断ってしまう。
その夜、朝晴の母・波代(沢田亜矢子)、父・洋平(山田明郷)から電話が入った。外務省から波代のもとに連絡が入ったらしく、早ければ明日の夜にも遺体の鑑定結果が出るという。波代たちは、死体が朝晴のものとわかれば、すぐにニュースとして報道されるから、その前に朝晴の口から雨に真実を打ち明けるよう諭す。
その翌朝、覚悟を決めた朝晴は「話したいことがある」と、こんどは自分のほうから雨を遊園地に誘う。しかし、父と離れたくない思いでいっぱいの雨はそ知らぬフリを装い、帰ってきたら話を聞くからといって学校へ出かけてしまった。 ところが、雨が家を出た直後、外務省から再び朝晴のマンションに連絡が入った。遺体は朝晴のものと確認され、まもなく記者会見が行なわれるという。
ニュースとして雨の耳に入る前に、一刻も早く真実を打ち明けなければと考えた朝晴は、早川岳男(ブラザートム)の助けを借りて急いで学校へ向かう。だが、朝、学校に行くと言って出かけたはずの雨は、なぜか欠席していた。
第一話 死んでも君を守る
46分
中学2年生の桜井雨(黒川智花)は、ジャズベーシストの父・朝晴(沢村一樹)と2人暮らし。雨を出産してすぐに他界したという母に関する記憶はまったくないものの、朝晴とは友達のような恋人のような親子関係を築き、さびしさなど感じることなく育ってきた。
蝶の採集を趣味に持つ朝晴は、台湾へ幻の蝶“コウトウキシタアゲハ”を探す旅に出ていたが、ひとり日本に置いてきた雨を心配し、毎晩のように電話をかけてきた。しかし、突然3日間も連絡が途絶えた上、帰国予定時刻をすぎても朝晴は姿を現さず、雨は心配する。
帰国予定日の深夜になって、ようやく朝晴は帰ってきた。朝晴は「密林で穴に落ち、連絡できなかった」と話すものの、どうやって戻ってきたかなど細かいことは思い出せない様子。だが、雨はいつもと変わらない、父のやさしい笑顔に安堵する。 その直後、ふと鏡を見た朝晴は、なぜか自身のデスマスクが鏡に映っているのを見て驚愕。さらには自分の姿や声が他人に認められないなど、奇妙な体験をする。
そんなとき、朝晴はマンションの隣人・小柳暁子(木村多江)に、大事な話があると声をかけられる。朝晴は突然「あなた、もう死んでますよ」と暁子から告げられるが…。
第二話 母を探す美少女霊
46分
桜井朝晴(沢村一樹)は授業参観のため、娘・雨(黒川智花)の通う中学校にやって来た。だが、幽霊である朝晴の姿が見えるのは雨だけで、ほかの生徒も保護者も朝晴の存在にはまったく気がつかない。 そんなとき、朝晴は教室で、地縛霊の萩本百合子(通山愛里)と出会う。百合子は5年前、プール掃除の際に足を滑らせ転落死し、地縛霊となった中学生だった。朝晴は、雨がまだ自分の死を知らないことを打ち明け、娘に近づかないでくれと頼む。
ところが、逆に朝晴親子に興味を抱いた百合子は、雨に接近。朝晴の影響で霊感を持つようになっていた雨は、すぐに百合子の存在に気づき、彼女の身の上に同情する。そして、「友だちになって」という百合子の願いを受け入れる。
地縛霊の百合子はこれまで学校から出ることができなかったが、雨と一緒に行動することにより、5年ぶりに外の世界に出ることができた。大喜びで自宅に戻ったところ、母・早苗(高畑淳子)の姿はなく、そればかりか、百合子の持ち物はすべて処分されていた。
ショックを受けた百合子は、朝晴と仲のよい雨に嫉妬。霊の力で雨の友人たちに危害を加えると脅し、雨に万引きを強要する。
さらにその翌日は、朝晴を殺すと脅し、雨に派手な服装をさせた上、飲食店で働くよう命令。店から雇えないと断られると、声をかけてきた男の誘いに乗ってラブホテルに入るよう、雨に命じて…。
第三話 告白
45分
早川岳男(ブラザートム)の営むライブハウスで、ジャズシンガーの野中マリア(杏子)に出会った桜井雨(黒川智花)はサインをもらって大喜びだったが、その様子を見た早川からいつになく厳しい口調で「早く帰れ」と怒られてビックリする。
そんなとき、雨は、自分に幽霊が見えることを知った家庭教師の白坂真昼(浅見れいな)から「亡くなったお母さんを捜してみよう」と持ちかけられる。「“地縛霊”になって、亡くなった場所で、ずっと娘の訪れを待っているかもしれないよ…」。そんな真昼の発言に、雨は母の霊を捜す決心する。
さっそく雨は朝晴に母が死んだときの情報を聞き出そうとするが、父・朝晴(沢村一樹)は何も教えてくれず、自宅で見つけた手がかりは、指輪をつけた女性の手が見切れている古い1枚の写真のみだった。仕方なく、雨たちは早川の妻・霧子(美保純)を訪ね、かつて雨たちが住んでいた街の病院で母が他界したという話を聞き出す。
休日、現在は廃業している病院にやって来た、雨と真昼。そこには行き場のない幽霊たちが多数集まっており、雨たちは中年男性の霊に襲われたところを、矢島香澄(高橋由美子)という女性の霊に助けられる。香澄の指に、写真と同じ指輪を見つけた雨はすっかり香澄を母と思い込み、香澄もまた「やっと会えたわね」と雨を抱きしめた…。
雨から母の霊を見つけたという連絡を受けた朝晴は、早川と共に廃病院へ。母に会えて喜ぶ雨を気遣い、朝晴はウソをついて、香澄のことを雨の母だと認めてしまう。
第四話 親
46分
校門の前で待っていたジャズシンガー・野中マリア(杏子)に車で自宅まで送ってもらった桜井雨(黒川智花)は、そのことを父・朝晴(沢村一樹)に報告するが、それを聞いたとたん、朝晴の表情は一変。朝晴は「マリアには昔、仕事でひどい目にあわされた。もう会わないと約束してくれ」と、静かに雨に告げる。父のいつになく硬い横顔を前に、雨は「わかった」とうなずくほかなかった…。
一方、早川岳男(ブラザートム)の営むライブハウスに、久慈康彦(中村俊太)という青年が現われた。ステージでサックスを演奏させてほしいというのだ。試しに吹いてみた康彦のサックスは素晴らしいものだったが、観客がいつのまにか増えたことに気づいて動揺したのか、突然、音を外してしまう。その様子を見た早川は「ミュージシャンではなく、アルバイトとして雇う」と冷たく言い放つが、その直後、早川は楽屋で幽霊に襲われてしまう。
その後も早川が康彦に冷たく当たるたび、不自然な事故が発生。さらに、白坂真昼(浅見れいな)の連れてきた男性客が康彦を怒鳴ったところ、幽霊にいたずらされるという事件が起きる。“店に幽霊が現われた”と動揺した早川は、朝晴に頼んでライブハウスを調べてもらうことにするが、妻の霧子(美保純)には朝晴の姿が見えないため、早川も朝晴も気が気ではない。また、早川の息子・北斗(速水もこみち)を店に訪ねた雨も、ライブハウスで幽霊に遭遇。霊は雨の口をいきなりふさぎ、「オレの邪魔をするな」と告げて消えていく。そんな中、雨は、早川一家との食事会を計画する。最近、悪化している早川と北斗の親子関係を心配してのことだった。
第五話 嘘
46分
桜井雨(黒川智花)の前に、 野中マリア(杏子)が 現われた。 マリアは雨に似合いそうなワンピースと自身のコンサートのチケットが入った紙袋を渡して去っていったが、中には「これを着て、お友だちと聴きに来て」というメッセージが入っていた。いきなりのプレゼントに、雨は戸惑うばかり…。
困惑したまま雨が帰宅すると、見知らぬ家族が、我がもの顔でくつろいでいた。ビックリして父・朝晴(沢村一樹)に聞くと、彼らは昨夜、火事で自宅が全焼。主人の梅津誠一(佐藤二朗)から5歳児の勇太(深澤嵐)まで、家族6人揃って焼死してしまったという。だが、なぜか一家は成仏することができず、身を寄せるところもなかったため、しばらく街をさまよっていたらしい。そんなとき、朝晴が一家の存在に気づき、桜井家に居候するよう提案したのだという。 朝晴は何か心残りがあるからこそ成仏できないのではとたずねるが、誠一はまったく思い当たることはないと話す。
その翌日、雨はワンピースとチケットを返すため、マリアの宿泊しているホテルへ。そんな雨に対し、マリアは衝撃の真実を打ち明ける。なんとマリアは自分が雨の母親であることを告白したのだ。マリアは戸籍上、朝晴とは現在でも夫婦であることも話し、「あなたのためにできるだけのことをしたい」と雨にやさしく語りかける。
マリアが母親だったことよりも、朝晴がウソをついていたことにショックを受けた雨は、真実を確かめようと考える。まずは戸籍謄本を請求するため保険証を捜し出すが、またしてもショックな事実が判明する。
第六話 別離・第一章完結
45分
野中マリア(杏子)から、父・朝晴(沢村一樹)と血が繋がっていないことを聞かされ、突然、実の父親と共に暮らそうと持ちかけられた桜井雨(黒川智花)は大きなショックを受ける。
だが、幼なじみの早川北斗(速水もこみち)に「たとえ血がつながっていなくても、人間は好きな人と一緒にいるのがいちばんだ」と諭され、朝晴の待つ部屋へ戻ることに…。 そんな雨に、朝晴はマリアと結婚したいきさつを告白。2人が出会ったとき、すでに彼女は妊娠していたが、相手の男性・矢島向陽(中原丈雄)には家庭があったため、マリアは妊娠を言い出すことができないまま、身を引いたのだった。そんな彼女に、朝晴は「子どもの父親にならせてくれ」と頼んだのだという。それを聞いた雨は「お父さんはこれまで、私のために頑張ってくれたんだよね」と笑顔を取り戻し、朝晴もホッとする。
だが、これまでどおりの親子関係に戻ったのもつかの間、マリアがまたもや雨の前に現われた。娘と一緒に暮らしたいと願うマリアは最近、朝晴に収入のないことを調べ上げており、矢島を含めて「大人同士でこれからのことを話し合いたい」と申し入れてきた。 雨は、朝晴の口からハッキリとマリアの申し出を断ってほしいと頼むが、ほかの人間に姿の見えない朝晴は、話し合いに応じることなどできるわけもなく、隣人の小柳暁子(木村多江)に相談するものの、どうしたらよいのか困り果ててしまう。
第七話 破綻
45分
日本人男性と見られる死体が台湾で見つかったというニュースを聞いた桜井朝晴(沢村一樹)は、その死体こそ自分に違いないと動揺する。だが、隣人の小柳暁子(木村多江)から、身元はなかなか判明しないはずとアドバイスされ、なんとか落ち着きを取り戻す。
そんな中、雨(黒川智花)は、路上で若い女性の幽霊に遭遇する。雨は恐る恐る「この世に何か心残りがあるから、成仏できないのでは」と問いかけるが、瑠璃子(矢沢心)というその幽霊は「あんたにもいい思いをさせてあげる」と不気味に発言。その直後、突然、雨の身体に乗り移ったのだ。
実は、瑠璃子は、ほかの女性に憑依しているときに訪れたライブハウスで、早川北斗(速水もこみち)に目をつけ、雨の身体を使って北斗を誘惑しようと企んでいたのだ。瑠璃子はライブハウスの男性客と店を出るフリをして、心配した北斗を連れ出すことに成功する。
その頃、雨が学校を無断で早退したと知った朝晴は、幽霊の仕業ではないかと心配し、ライブハウスへ。だが、瑠璃子はその隙に北斗を雨たちのマンションに招き入れ、2人きりの部屋で彼に迫って。
その後、急いで帰宅した朝晴は、雨の身体に取りついた瑠璃子に対して、自分も幽霊であることを打ち明け、「心残りがあるなら協力するから、雨を苦しめないでくれ」と頼みこむ。そんな朝晴に心を開いた瑠璃子は、自分が3年前に他界したことを告白。自分の存在を忘れないと言っていた恋人が結婚して幸せに暮らしているのを許すことができず、手当たり次第に他人の身体に乗り移っては、男性たちと遊びまわっていたと話す。
第八話 決心
46分
若い女性の幽霊・瑠璃子(矢沢心)に憑依された直後、倒れてしまった桜井雨(黒川智花)。単なる貧血と診断されてホッとしたのもつかの間、朝晴(沢村一樹)は、雨が入院している隣の病室で、熊岡(平尾良樹)という男性の幽霊に出会う。熊岡は1年前、恋人にふられたショックで自殺。しかし彼女への思いは変わらず、彼女に姿は見えないものの、現在入院中の恋人に付き添っているのだという。 朝晴がいったんマンションに戻ったところ、突然、野中マリア(杏子)が訪ねてきた。マリアに姿が見えない朝晴は早川岳男(ブラザートム)に対応してもらうが、マリアは雨の親権を裁判で争うことに決めたと告げて帰って行く。働くこともできず、雨の入院費にも困っている朝晴は、裁判と聞いて頭を抱えてしまう。
そんな中、朝晴は熊岡から衝撃の告白を受ける。熊岡によると、幽霊が生きている人間に触ると、相手の生命力を奪うというのだ。実は、熊岡は自分を死に追いやった恋人への復讐心から、彼女にひそかに触れ続け、1年がかりで危篤に追い込んだという。そして、朝晴の目の前で熊岡が恋人の頬に触れたとたん、それがとどめを刺したのか、彼女の心臓は停止してしまった。衝撃の場面を目の当たりにした朝晴は、自分の存在が雨の生命力を奪ってきたことに気づき、がく然。もう雨のそばにはいられないと観念する。まもなく、雨が退院することに…。だが、マンションで雨を出迎えたのは朝晴ではなく、隣人の小柳暁子(木村多江)だった。
第九話 暁子
45分
隣人の小柳暁子(木村多江)が、桜井雨(黒川智花)と朝晴(沢村一樹)に自分の誕生日を祝ってほしいと言いだした。いままで世話になったから、誕生祝いをかねて、2人と夕食を共にしたいのだという。 その暁子から、近々、恋人が仕事先のニューヨークを引き上げて来るため、このマンションで同棲することになったと聞いた朝晴は、内心ショックで…!?
一方、朝晴の言動にどことなく疑惑を抱いていた雨は、自分の疑いを晴らすためにも、わざとカメラを持ち出し、その夜の記念写真を撮影する。
そんな中、刑事が朝晴たちのマンションを訪ねてきた。台湾で発見された日本人男性の遺体に、朝晴のものである可能性が浮上したというのだ。暁子がごまかしたため帰って行ったが、ちょうど朝晴に会おうと思ってやってきた白坂真昼(浅見れいな)は、いぶかしむ。
刑事はさらに、雨にも接触。刑事から事情を聞いた雨は、やはり朝晴は幽霊なのではないかと疑いを強め、早川北斗(速水もこみち)と共に恐る恐る、暁子の誕生日に撮影した写真を現像することに。しかし、朝晴は暁子と共にしっかり写っており、雨はホッとする。
その直後、雨は、暁子の恋人でカメラマンの高柴史郎(上川隆也)とはちあわせする。高柴はニューヨークから帰ってきたばかりで、明日、隣室に引っ越してくるものの、半年後にはまたアメリカに旅立つという。ちょうど開いていたドアから室内を見た雨は、これまで暁子の家具や荷物が置いてあったはずの部屋がなぜかがらんとしているのを見て、不思議に思う。
最終話 希望~永遠の雨~
45分
ついに桜井雨(黒川智花)と朝晴(沢村一樹)のマンションに、決定的な電話が舞いこんだ。外務省の担当者からの連絡で、台湾で発見された日本人男性の死体を確認してほしいというものだった。父が幽霊として台湾から戻ってきたことにどことなく気づいていた雨は、間違い電話のフリをして切ってしまう。 その電話で父が幽霊であることを確信した雨は、久しぶりに一緒に遊園地に行きたいと朝晴を誘う。しかし、自分のせいで娘の生命力が奪われることを恐れる朝晴は、作曲中だからと断ってしまう。
その夜、朝晴の母・波代(沢田亜矢子)、父・洋平(山田明郷)から電話が入った。外務省から波代のもとに連絡が入ったらしく、早ければ明日の夜にも遺体の鑑定結果が出るという。波代たちは、死体が朝晴のものとわかれば、すぐにニュースとして報道されるから、その前に朝晴の口から雨に真実を打ち明けるよう諭す。
その翌朝、覚悟を決めた朝晴は「話したいことがある」と、こんどは自分のほうから雨を遊園地に誘う。しかし、父と離れたくない思いでいっぱいの雨はそ知らぬフリを装い、帰ってきたら話を聞くからといって学校へ出かけてしまった。 ところが、雨が家を出た直後、外務省から再び朝晴のマンションに連絡が入った。遺体は朝晴のものと確認され、まもなく記者会見が行なわれるという。
ニュースとして雨の耳に入る前に、一刻も早く真実を打ち明けなければと考えた朝晴は、早川岳男(ブラザートム)の助けを借りて急いで学校へ向かう。だが、朝、学校に行くと言って出かけたはずの雨は、なぜか欠席していた。
出演者
- 黒川智花 沢村一樹 木村多江 速水もこみち 浅見れいな 杏子 美保純 ブラザートム