ママに物置の整理をたのまれた、のび太たち。なかなか開かない物置のとびらを、パパが力まかせに開けたところ、中の物がくずれ落ちてしまう。その中から一冊(さつ)のコミックを手にするのび太。それは、ママが大切にしていた「ヴェルサイユのラバ」というラブストーリーだった。
「一度でいいから、あこがれのヴェルサイユ宮殿(きゅうでん)に行ってみたい」というママの願いをかなえてあげたいと考えたのび太は、ドラえもんに空間と時間の両方を入れかえることができる『時空間いれかえ機』を出してもらう。
さっそく、専(せん)用のペンキでのび太の家を囲み、「18世紀のフランス・ヴェルサイユ」を設定(せってい)し、スイッチをおすドラえもん。ところがその直後、何も知らないママが買い物に出かけてしまったから大変!
宮殿の庭で、乗り物で遊んでいた国王にぶつかりそうになり、転んでしまったママは、国王とは知らず、もんくを言ってしまう。一方の国王は、なぜかママを気に入ったようで、ママを宮殿にまねき入れ…!?