年が明ける午前0時ちょうどに“除夜(じょや)の鐘(かね)”を聞きながら年越しそばを食べないと不幸になる、と聞いたのび太は、ぜったいにその通りにしようと決心。そして大みそかの夜、気合を入れて、テープを目のまわりにはり付け、まぶたをとじないようにしていたものの、いつのまにか寝(ね)てしまい、起きた時にはすでに元日の朝だった…。
「今年が不幸な1年になってしまう」と落ちこむのび太だったが、日本より西に行けば、まだ新年をむかえていない国があることをドラえもんが思いつく! そこで、もう一度年越しにチャレンジしようと、2人で12月31日よる11時のスペインの首都・マドリードへと向かう。
ところが、ぶどうを手に走ってきた少年とぶつかってしまったのび太は、手に持っていた年越しそばを落としてしまった…。『ホンヤクコンニャク』を食べたドラえもんとのび太は、ペドロというその少年から、スペインでは年越しの瞬間(しゅんかん)に12つぶのぶどうを食べるという習慣(しゅうかん)があると聞き、ぶどうを食べようと考えるが…!?